明日から違う場所で暮らせと言われても

一生勉強葛藤本当感情錯綜

五十円玉

朝、夜勤からの帰り道、外国人のおじさま(チャーミングな渋さをお持ちだった)が改札を通れなくて困っていた。

何かしなきゃと思ったものの相手の国籍(英語で話しかけて良いものか)がわからず何となく目を合わせてみたら、英語が通じた。

単純に乗り越し精算をすればよいだけだったのだが、券売機的な機械はICカードにしか対応しておらず、切符の場合はリモートで駅員さんと話す式の窓口だった。(私にも中々わからなかった)

リモートで駅員とやり取りしつつ、乗越の金額が丁度あればその下の小さい隙間(お金や切符を入れる形にはなってなかった!)にお金と切符をいれれば横の細道の先の改札を開けますのでとのことだった。

おじさまは20円分しか10円玉を持っていなかったので、丁度持っていた20円をお渡し。そしたらおじさま、それだと悪いからと50円玉を渡してくれました。

昭和55年と刻まれた五十円玉、両替したときこれを渡されたのかしらなんて思いつつ、おじさま、改札を抜けるとき両手を合わせてThank youと、私はhave a nice day!なんてありきたりなことを言ってお別れ。

最近で一番人のために何か出来たな、なんて思った朝でした。

 

ちなみに、その五十円玉は海外旅行で手に入れた硬貨を入れる貯金箱に保管されました。

 

それにしてもあのおじさま、英語はおそらくネイティブレベル、だけどアメリカやイギリスの方には見えなかった。どこの方だったんだろう。

どこであれ、日本での滞在が良いものになればと袖すり合ったものとして祈っております。